高校受験、大学受英語では英単語の暗記は必須です。皆さんも暗記で苦労した経験はありませんか。
高校受験の目安は1,200語(難関私立だとそれ以上)、大学受験の目安は約4,000語~6,000語とされています。
また、受験と関係ない「英会話学習」においても英単語の暗記は必須となっております。
今回は私の経験を元に、比較的ラクに英単語を暗記する方法を紹介します。
目次
①英単語帳を作る
英単語を覚える方法は、英単語帳を作ることが一番効率が良い学習方法だと思います。
[準備]
表に日本語、裏に英語を書きます。
英単語帳は1個で100枚程度です。100枚の表に日本語、裏に英語を書くのに約1時間前後かかります。
[実行]
表の日本語を見て英語で書いてみます。書いたら裏の英語を見て答え合わせをします。
全て覚えるまで何回も繰り返します。
- 持ち運びが便利
- 復習が楽に行える
- わからない単語を後から追加できる
例えばトイレに行く時に一つ覚える、風呂に入るときに一つ覚えるなど、単語帳を持っていれば1日のうちどの時間でも学習ができます。
②テレビを見ながら片手間に行う
私は大学受験時代、英単語を覚えるときは長時間のテレビドラマを見ながら行っていました。
WOWOWで当時放送していたスティーブン・スピルバーク製作の「TAKEN」を見ながら英単語帳をペラペラめくりながら覚えていました。
テレビドラマじゃなきゃいけない訳ではありませんが、おそらくバラエティ番組だと英単語暗記から気持ちがそれるので、感情の起伏の激しくないテレビドラマや、野球中継を見ながらが良いでしょう。
解説
英単語は長時間かけて持久力で覚えるものです。数学の計算のように瞬発的な集中力は必要ありません。
長時間の集中力を保つには、集中して机にしがみつきながら行うものではありません。むしろ、気楽な姿勢で取り組む方が気持ちが途切れないです。(経験談)
スポーツにおける速筋・遅筋が勉強にもある仮定しますと、英単語暗記は遅筋・持久力を使うイメージです。
数学の難問を解く時などは、その逆で速筋・瞬発力を使うイメージですかね。
それで長時間のテレビドラマの時間を使って暗記を続けるのが効果的という話しになります。
1単語を覚えるにはそこまで頭の負荷がかかりません。逆に負荷がかからない分飽きます。長時間それを行うために、テレビ番組を見ることで飽きをカバーします。
③忘却曲線、定着するまで1ヶ月に1回復習する
エビングハウスの忘却曲線というものがあります。
詳細な説明は割愛しますが、それによると一度記憶したものを再び完全に記憶し直すには必要な時間(または回数)というものがあるようです。
すなわち短期記憶から長期記憶に変換するためには何度か復習しなおす必要があります。
その関係を図式化したものがエビングハウスの忘却曲線です。
エビングハウスの忘却曲線を利用すると、復習するタイミングとしては、1,7,14,30日後の感覚で復習するのが効率的だそうです。
30日以降も1ヶ月に1回復習すればより確実に長期記憶として定着します。
暗記した単語の管理
暗記を行っていくと英単語が1,000語、2000語と膨大に増えていきます。
私の場合は1ヶ月に1回英単語の復習だけの日を作って、作成した英単語帳を使って復習しました。大学受験中でしたので10時間で2000語復習しました。
このような数千語の英単語という大量のデータの保管を行う機会があるのは英語くらいだと思います。
1単語1単語忘れているか忘れていないかをチェックするためには、やはり英単語帳が便利でしょう。
まとめ
最後にまとめです。
- 英単語帳をつくる
- 気持ちを楽にしてテレビを見ながらなど長時間片手間に行う
- 覚えた後、長期記憶になるまで1ヶ月に1回復習する